ワンタッチボトム貼
応用力と自由度を兼ね備えた形状です。どのような品物にも対応できるオーソドックスかつオールマイティな形状であり、さらに、別製の中仕切や中板、底板と組み合わせたり、市販のクッション材と組み合わせることにより、対応の幅も広がります。サイズ展開も自在ですので、お気軽にご相談ください。
コーナー貼
深さ(高さ)が浅く、開口部が広い箱をご希望ならば、この形状がお勧めです。サッと広げてすぐに使用できること、品物の全体像を一目で確認できることがポイントです。コーナー(箱の角)を貼ることで箱を形づくってゆくため、コーナー貼という呼称がついています。コーナーの数によって身(本体)とフタをひと続きの一体型にすることもできます。
キャラメル貼/サイド貼/じごく底(底ロックタイプ)
底面と天面の両面を開けられる形状なので、上下どちらからでも品物を入れることができます。単価面での利点から、一般的には小さく軽い品物を個別かつ大量に包むために使用されますが、大きなサイズももちろんお任せください。シンプルな形状でありながら、工夫次第では複雑に見える箱にすることもできます。
ペタン貼
バリエーションが豊富な形状です(こう見えて箱を形づくる原理は同じなのです)。形状によっては、フタの裏側にもデザインを展開できるため、フタを開けたときの効果が期待できます。また、富山の駅弁として認知度の高いあの品物にも採用されている形状は、ギフトボックスとしても優秀な形状です。ペタンコの状態で保管できるのでかさばらない上、組立にかかる手間もさほどではなく、扱いやすい箱です。
ファイル貼
呼称のとおり、ファイルやDVDジャケットに使われてきた形状です。メール便の普及により、強度のある材質(厚紙)でありながらマチ(厚み)がないというファイル形式の特性に需要が高まっています。窓を設けて品物の色や柄を見せながら包んだり、切り口にデザインを施して品物を包みながら装飾する効果を狙ったり、アイディア次第で用途が広がる形状です。
ダイカット/スジ入れ
箱を作るためには、1枚の紙から展開図の状態を切り出さなくてはなりません。その技術を使うことで、台紙などのダイカット(型抜き)ができます。折れスジ、キリコミ、ジップ、ミシンを入れることもできます。もちろん展開図の状態までの箱のご注文も承ります。省スペースで保管できる接着不要(組立のみ)の箱もありますのでご相談ください。
手づくり品
機械貼が主流となった現在ですが、わたしたちのルーツは箱屋=手作りの箱です。残念ながら現在、美しい和紙を貼った箱の取り扱いは停止しておりますが、ステッチャー(工業用針金どめ機械)を使用した箱や、手作業で組み上げる格子状の組仕切は、まだまだ得意としています。